「 春の歳時記 」 一覧

フデリンドウ

5月の下旬ごろ春の青空を映したような愛らしいフデリンドウの花が咲きます。背が低く目立たないので見つけると嬉しくなります。フデリンドウは明るい林の中や少し乾燥した草地などにポツポツと生えます。栽培は難し …

エゾタンポポ

北海道在来種エゾタンポポとセイヨウタンポポの違いは、花を横から見てガク(総苞片)が上までぴったりついているのがエゾタンポポ、反り返っているのがセイヨウタンポポです。 アイヌ語のタンポポの呼び名は「エピ …

エンレイソウ

エンレイソウにはミヤマノエンレイソウ、オオバナノエンレイソウ、エンレイソウなど数種類があり、すべてが北海道に自生しています。写真はオオバナノエンレイソウ(別名シロハナエンレイソウ)。初夏の林の底を白く …

大山桜

オオヤマザクラ(通称エゾヤマザクラ)はソメイヨシノに比べると少し花が大きく、ピンク色も少し濃いのが特徴です。北海道の桜はゴールデンウィーク頃から道南で開花が始まり、5月下旬にかけて北上していきます。道 …

ザゼンソウ

ザゼンソウはミズバショウと同じサトイモ科の植物。花の形を座禅を組んだ達磨大師に見立てたことから、座禅草や達磨草の名があります。春先に雪解けの水が流れる明るい湿地などで見かけますが、枯れ草と紛れやすい色 …

ミズバショウ

ミズバショウはアイヌ語で「イソキナ(=熊草)」や「パラキナ(=広い葉)」等といいます。イソキナ=熊草はヒグマがこの草の根を掘って食べるからだそうです。ミズバショウの幅広い葉は茣蓙を編んだり物を包むのに …

フキノトウ

フキノトウはアイヌ語で「マカヨ」や「コロコニ」などと呼びます。内地のフキノトウと違ってエゾフキは野球ボールほどの大きさがあります。アクが大変に強く現在はほとんど食べられていませんが、アイヌはフキノトウ …

福寿草

福寿草はアイヌ語で「クナウ」「チライアパッポ」「チライキナ」などと呼びます。 花の名の由来は、美しい霧の女神クナウが花に変えられた姿だとか。またチライキナは”イトウの草”という意味で、魚のイトウが遡っ …