ザゼンソウはミズバショウと同じサトイモ科の植物。花の形を座禅を組んだ達磨大師に見立てたことから、座禅草や達磨草の名があります。春先に雪解けの水が流れる明るい湿地などで見かけますが、枯れ草と紛れやすい色なので見つけるのはなかなか難しい花です。 ザゼンソウをアイヌは「シケレベキナ」や「カムイキナ」等と呼びます。シケレベキナはキハダの実の草という意味で、赤い苞の部分が黄肌の実に似ているから。カムイキナは熊(神)の草の意でヒグマが食べるからとか、神事に用いたからともいわれています。

ザゼンソウはミズバショウと同じサトイモ科の植物。花の形を座禅を組んだ達磨大師に見立てたことから、座禅草や達磨草の名があります。春先に雪解けの水が流れる明るい湿地などで見かけますが、枯れ草と紛れやすい色なので見つけるのはなかなか難しい花です。 ザゼンソウをアイヌは「シケレベキナ」や「カムイキナ」等と呼びます。シケレベキナはキハダの実の草という意味で、赤い苞の部分が黄肌の実に似ているから。カムイキナは熊(神)の草の意でヒグマが食べるからとか、神事に用いたからともいわれています。
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