ミズバショウはアイヌ語で「イソキナ(=熊草)」や「パラキナ(=広い葉)」等といいます。イソキナ=熊草はヒグマがこの草の根を掘って食べるからだそうです。ミズバショウの幅広い葉は茣蓙を編んだり物を包むのに利用されていたようです。 湿原に大群落を作って咲いているミズバショウは壮観ですが、山の陰の湿地などでも雪解け水の中で咲いていることがあります。まだ緑も花も無い時期に見る真っ白な花はハッとするような美しさを感じます。白い花びらに見える部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞なのですが。 北海道では4月中旬からゴールデンウィークあたりまでが開花期になります。
